ツバメの生態

ツバメの生態

シリーズ★2025年のツバメを振り返る④「ツバメの食卓に新メニュー:チュウゴクアミガサハゴロモ」

ツバメは害虫を食べるから益鳥だと言われます。でもツバメがどんな虫を食べているか調べるのは難しくて、じつはツバメが害虫をよく食べているという証拠は見つかっていませんでした。ところが、最近はツバメのフンに含まれる虫の断片のDNAを分析できるよう...
ツバメの生態

ツバメの巣を冬のねぐらにしているジョウビタキ

群馬県太田市の方から、夜になると玄関のツバメの古巣にジョウビタキのオスが入っていると教えてもらいました。昨年(2024年)は12月下旬~3月中旬まで古巣を使っていて、今年は11月14日にやってきたそうです。2年ともオスのジョウビタキというこ...
ツバメの生態

シリーズ★2025年のツバメを振り返る②「ツバメにとって恐ろしい鷹、ツミとその対策」

ツミは日本に生息する猛禽類では最小の鳥で、メスはハトくらい、オスはさらに小さくヒヨドリほどの大きさです。全国的には数の少ない種なのですが、首都圏には高い密度で生息していて、丘陵地、都市公園、街路樹などで営巣し、小鳥や昆虫を獲物にしています。...
ツバメの生態

シリーズ★2025年のツバメを振り返る①「50日抱卵した巣でヒナが孵った」

2025年のツバメ観察で、いちばん印象に残ったのはJR国立駅で子育てした通称「スピーカー裏ちゃん」です。私たちはツバメの家族を「場所の名前+ちゃん」で呼んでいて、建物に巣がひとつだと「●●医院ちゃん」、駅のようにたくさん巣がある場所だと「カ...
ツバメの生態

巣から落ちたツバメのヒナを助ける

ツバメのヒナが巣から落ちてしまうことがあります。一番子ではあまりないのですが、二番子が育つ時期に、それも暑くなる7月以降になると、巣から落ちるヒナが増えるように思います。4~5月に生まれる一番子では、親ツバメが全卵を産み終わってから温め始め...
ツバメの生態

ポータブル扇風機で猛暑対策する方法

全国各地で猛暑が続いていますが、ツバメの子育てももう暫く続きます。鳥は人より体温が高いので暑さに強いとはいえ、ぐったりと辛そうにしているのを見ると、涼しい風が吹いてほしいと願わずにいられません。そんな中、東京で地域のツバメを守る活動をしてい...
ツバメのフン受け

一番子が巣立ったら、フン受けに溜まったフンを掃除しましょう

6月、あちらこちらの巣から、次々とヒナが巣立っています。さて、一番子が巣立ち、自立をしたら、親鳥だけが2回目の子育てのために巣に留まります。この時、巣の中や巣回りの衛生状態が悪いと2回目の巣を変えることがありますから、親鳥は巣や巣回りのコン...
ツバメの生態

雨降って(ツバメの)巣かたまる

ツバメのように巣を泥で作る鳥は珍しく、日本ではツバメの仲間のイワツバメやコシアカツバメは別として、他に巣材に泥を使う鳥はいませんし、世界中の鳥でも泥を巣材にする種はほとんどいません。多くの鳥は雨が当たる場所に巣を作るので、濡れると壊れてしま...
ツバメのねぐら

『ツバメ展-軒下から大空へ』、講演会『かわいい同居人、ツバメの不思議-ツバメの暮らしと守る活動』のご案内

まだ少し先になりますが、6月に『ツバメ展-軒下から大空へ』を開催します。ツバメ展は「みんなでツバメを大事にしたい」をテーマに、2018年から毎年6月に東京都国分寺市にあるオーガニックカフェ「カフェスロー」で開催してきた展覧会です。広い店内の...
ツバメの生態

『とことんツバメ、アマツバメ』に寄稿しています

文一出版から今月『とことんツバメ、アマツバメ』という本が発売されました。ツバメに関心をお持ちの方に、入門書として読んでもらうのにお薦めの本だと思います。私と小川さんも、Tsubame Japanが人工巣やカラス避けを使って行っているツバメを...