2024多摩川のツバメねぐら調査
ツバメは夕暮れなると集団ねぐらに帰ってきますが、この場所ではほとんどのツバメが川に沿って上流からねぐらに帰ってくるため、多摩大橋を通過するツバメのカウント調査を行っています。同じ場所で同じ手法でカウント調査を続けることで、季節変化や経年変化を調べることが目的なので、実際にねぐら入りしているツバメの数よりも少ない数になっていることに留意してください。このページの記録は「多摩川ツバメのねぐら入りカウントチーム」の調査と記していただければ、利用・転載は自由です。
※セルの色 白:多摩大橋下流ねぐら、水色:昭和堰ねぐら、ピンク:府中四谷橋ねぐら ※天気:ツバメの活動時間(朝から塒入り時)の天気。 ※気温・風:観測地点は八王子。風向・平均風速は6月~8月は18時台、9月は17時台の計測値。参考HP:気象庁 | ||||||
観察日 | ツバメ | 天気 | 最高気温 | 風向 | 平均風速 | 備考 |
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9月5日 | 3 | 晴 | 32.5 | 南南西 | 7.1 | 3日前よりは水が引き中洲が見えるようになった。ヨシ等の植物は殆ど流され中洲のねぐらは消滅してしまっている。それでも17:30頃に中洲上空に同時に3、4羽現れた。1羽は上流に向かって飛んで行ったまま見えなくなった。 |
9月2日 | 0 | 曇 | 34.1 | 南南東 | 6.9 | 前日まで降り続いた台風10号の豪雨のせいで多摩川は増水し、河原まで水があふれていた。ねぐらだった中洲は濁流にのまれ、ほぼ水没。18:00までに10羽が飛んできたが、4羽は上流に向かって移動、1羽は樹木にねぐら入りするのが見えた。他のツバメもヨシより安全な場所に移動したと思われるのでねぐら入り数は0と記録。 |
8月28日 | 45 | 曇 | 32.4 | 南 | 6.7 | 18:15頃までにみんな多摩大橋を通過し終えた。たくさんいる時と違い、無言で飛んで行くのが印象的。前日までの雷雨で川の水位が一段と高い。ツバメ以外の鳥もいつもより少なく感じた。昭島側の電線にコシアカツバメが数羽いた。 |
8月22日 | 432 | 曇 | 32.6 | 南 | 8.7 | 前回からぐっと減った。ここ数年の記録と比較すると8月中にしては数が少なすぎるので、昭和堰ねぐらの方へ集まっているのかもしれない。こちらのねぐらに集まった後、上流へ向かったまま群れも見られた。 |
8月18日 昭和堰 | 5000~7000 推定 | 曇のち晴 | 34.5 | 南 | 5.9 | 昭和堰から観察。(※道はなくジャングルのような草木の茂みを掻き分けながら到着)18:00、ツバメたちが集まり始めている。ねぐらに近い丘陵からも多数、又、下流方向からも結構来たようにも見えた。ねぐら入り後のツバメの喋り声は、堰を流れる川の音に消され聴こえなかった。 |
8月17日 昭和堰 | 10000 推定 | 曇のち晴 | 36.7 | 南西 | 1.7 | 東秋川橋からねぐら近くまでの4地点で丘陵方向からくるツバメを2630羽カウントしたが、昭和堰のねぐらにはそれを大きく上回るツバメが集まっていた。多摩川から来たのだろうか。前日までの台風7号に足止めになっていたツバメが到着し数が多かったのかもしれない。また、ヨシではなく川沿いのヤナギをねぐらとしていた。 |
8月14日 | 2972 | 晴時々曇 | 32.7 | 南 | 3.7 | 8/11にねぐら入りを観察するとかなり少なくなっていたのだが、予想以上の飛来数であった。大橋を越えてすぐの樹林を飛び回るツバメが多く見られた。また幼鳥が多いせいか、橋を越える手前で右方向(昭島側)に流されるツバメも多かった。終了かと思われた18:45頃南東方向より150羽ほどの群れが高い所を川のように飛んで来た。 |
8月11日 昭和堰 | 多数 | 晴 | 36.4 | 南 | 南 | 拝島側歩道から写真撮影をした。ツバメは多かったが前日より減ったようにも見えた。ねぐらまで遠いため数の推測は難しい。又、昼間のうちから東秋留橋周辺を周り、川沿いの電線に集合しているツバメを確認。 |
8月10日 昭和堰 | 10000 推定 | 晴のち曇 | 34.4 | 南 | 5.7 | カウントチーム+4名で昭和堰ねぐら観察会。いくつかの大きな群れに別れたりしながら飛んでいて、群れ全体で左回りしている時もあった。 |
8月9日 昭和堰 | 10000 推定 | 晴 | 35.0 | 西南西 | 2.8 | 7/29、東秋川下流へ向かうツバメ約800羽を確認。8/8、東秋川橋付近で3500羽を超えるツバメが秋川上流からきて、多摩川との合流地点辺りで乱舞していた。8/9は拝島側歩道より観察し、大規模なねぐらが形成されていることを確認した。 |
8月6日 府中四谷橋 | 50 推定 | 曇 | 34.5 | 南西 | 1.2 | 川からだいぶ離れた歩道寄りのヨシに数十羽の群れがねぐら入りした。ねぐら入り後、別の地点からもツバメの声が聞こえてきた。 |
8月2日 | 4323 | 曇のち晴 | 35.2 | 南 | 5.5 | 前日8/1に立川側にてねぐら入りを観察し、2万羽程のツバメが集まっている様子であったため、ルートや飛来数の急増などを確認すべく急遽カウントを実施。 |
7月27日 | 5512 | 曇 | 37.4 | 北西 | 1.5 | 飛来が早く、18:40くらいには終了した。とても高く飛んでいた。17:20に到着したとき、すでに河川敷でたくさん飛んでいた。雲が多くて暗い、帰還が早かったようだ。 |
7月24日 | 7166 | 曇 | 37.2 | 北 | 4.2 | 早い時間帯には低空飛行するツバメが多く、ピーク時から終了の19:10まではかなり高い所を飛ぶ大きな群れが見られた。 |
7月21日 | 6109 | 晴 | 36.3 | 南 | 3.6 | 飛来時刻は18:30以降と遅めであった。風が強く大橋の中心に集中していた。 |
7月17日 | 5635 | 曇 | 31.5 | 南 | 3.8 | 昭島住宅地の電線待ちツバメも少なく、先週からの大きな変化は見られなかった。 |
7月13日 | 4593 | 晴 | 31.8 | 南 | 6.1 | 日野側歩道から下流方向の川の上を見ると 17:40には既にたくさん飛んでおり、早い時間帯、もしくは下流方向からも飛来している可能性を考えた。 |
7月11日 | 5606 | 曇少し雨 | 29.6 | 北北東 | 1 | 16:40には昭島住宅地の電線に多数集まっており、17:00には川の上空を旋回。また対岸の草むらを飛んでいる様子も見られた。17:45より橋を越えるツバメが増えてきたが、高い所を飛んで来る割合が多かった。19:00には上流側に多数逆走する様子が見られ、ヨシ原の状態が心配された。 |
7月6日 | 2419 | 晴のち曇 | 34.9 | 北東 | 7.5 | 18:00には既にたくさん集まっていた。南側丘陵方面より天の川のように飛んで来る様子が見られた。18:30頃より雨がひどくなり 雨の合間を縫って飛んできたが、18:50以降の飛来はなかった。 |
6月29日 | 1848 | 曇のち晴 | 28.8 | 南 | 5.1 | |
6月22日 | 488 | 曇 | 30.6 | 南南西 | 4.6 | 今シーズン初カウント。17:50よりスタートし、18:30から飛来し始める。鳴きながら飛んでくるツバメが多く、日没後19:00以降も20~50羽の集団で飛んできた。 |