ツバメのフン受け

ツバメのヒナは産まれて3週間で巣立ちますが、もりもり虫を食べるので、子育ての後半にはたくさんのフンが巣の下に落ちます。フンだってご愛敬。微笑ましい光景の一部ではありますが、フン受け等により管理されていれば、見た人にツバメが大切にされていることが伝わって安心してもらうことができます。ここでは私たちが使用しているフン受けを紹介します。

ツバメのフン受け:床に置くタイプ

このフン受けはツバノキの商品で、掃除をしやすくするだけでなく、ツバメを見守っている人がいることを通りかかる人たちに気付いてもらいたいと思って制作しました。

5種類のイラストが5枚ずつ、25枚のセットになっていて、耐水紙を使用しています。フンが溜まってきたら簡単に取り換えることができますので、落ちているフンにカラスが気付くタイミングを減らすことができます。

《ツバメ-軒下から大空へShop》のWebサイトでお求めいただけます。

ツバメのフン受け:壁に付けるタイプ

NPO法人バードリサーチ制作のフン受けです。このように巣の下にフン受けを付ける場合は、卵を産み終えて温め始めてからにしましょう。親鳥が昼間もずっと巣にこもるようになったら抱卵開始の合図です。

又、フン受けは巣から40cm程離した位置に付けます。

フン受けを産卵前や抱卵前に付けたり、巣の近くに付けたりすると、親鳥が嫌がって他所へ行ってしまうことがあります。

このフン受けについては、詳細はwebサイト「ツバメ観察全国ネットワーク」でご覧いただけます。

ワンポイント

ツバメは一夏に2回子育てをしますので、1回目のヒナが巣立った後、速やかにフン受けの上のフンを取り除いておくと2回目も同じ巣で子育てされやすいでしょう。風通しの悪い場所等はフンをそのままにしておくとカビ・ダニ・コバエが発生することがあり、衛生状態が悪いと2回目は巣を変えることがあります。

ツバメのフン受け:巣の下に壁がない場合

フン受けを壁に付けたいけれど巣の下に壁がない場合は、ワイヤーを使ってフン受けを吊るしています。この場合もフン受けが巣から40cmは離した位置になるようにします。

トイレ箱

通称「ツバメさんのトイレ」です。段ボール箱の中に紙を敷き、フンが溜まったら取り換えています。水を入れたペットボトルで重石をして風で動かないようにしてあります。手描きの絵を入れてあるので(右の「ツバメさんのトイレ」の絵は一緒に活動している小学生が描いてくれました!)、活動中に「可愛い」と声を掛けられることも度々あり、心和む方も多いようです。