2025多摩川のツバメねぐら調査

2025多摩川のツバメねぐら調査

2025年は、これまでねぐら調査をしていた多摩大橋下流と昭和堰には大きなねぐらは形成されず、拝島橋と日野用水堰のあいだにある中州のヨシ原にねぐらが形成されています。2000年ごろこの付近にあったねぐらに近い場所のため、当時と同じ名称で日野用水堰ねぐらと呼ぶことにしました。このページの記録は「多摩川ツバメのねぐら入りカウントチーム」の調査と記していただければ、利用・転載は自由です。私たちの調査は夕刻に多摩川上流から飛んできて拝島橋や多摩大橋を通過するツバメをカウントしているため(大半のツバメはこのルートでねぐらへ飛来します)、ねぐらの個体数は実際よりも過小評価であることに留意してください。

拝島橋:①~④はカウントエリア。
多摩大橋:①~⑦はカウントエリア。⑦は塒より下流のカウントエリア。
観察日ツバメ天気備考
10/2
日野用水堰
0羽橋の①~④でカウント。16:50、西の空にいつものようにツバメが現れるの待ち始めた。目を凝らしていると、ずっと遠くに2羽飛んでいるのが見えた。双眼鏡を使うと3羽か4羽かすかに見え、私たちとは逆方向の川の上流へと消えていった。日没17:25を過ぎても暫く待ち続けたが、とうとう1羽のツバメもやって来なかった。
9/27
日野用水堰
77羽橋の①~④でカウント。17:20、上流の空にツバメが現れ始めた。群れで行ったり来たりしながら塒を探しているように見えた。17:30、拝島側河川敷の上を飛んで塒へいくツバメたちに並行して、川の上をカワウが100羽位が飛んでいった。日没17:32終了。
9/24
日野用水堰
67羽橋の①から④でカウント。ツバメはなかなか現れないのだが、橋一帯をアキアカネの大群が漂い、みんな下流方向へ進んでいった。果てしなく続くアキアカネの大移動は壮観だった。17:20、やっと10羽のツバメがやってきた。日没時刻の17:35に57羽が通過し終了。暗くなり、アキアカネの飛翔も止んでいった。
9/21
日野用水堰
614羽橋の①から④でカウント。9/18の真夏日を最後に、東京は秋の空気に一転。カウント数も大幅に減少し、いよいよツバメたちが旅路を急ぎだしたのを感じた。17:40、突然現れた50羽程の群れを皮切りに、同じ位の規模の群れが次々と塒へ向かっていった。塒を探すツバメ同士、どこかに集結していたようだ。17:45終了。
9/17
日野用水堰
1433羽橋の①から④でカウント。今回もカウント数はあまり減らなかった。カウント中、ツバメが食糧としているチュウゴクアミガサハゴロモがやたらと目についた。拝島寄りのコースを飛んでくるツバメが多く、幼鳥の中に成鳥も少し混ざっていた。18:00終了。
9/13
日野用水堰
1536羽橋の①~④でカウント。9/11-12は各地で記録的大雨情報が発表されるなど不安定な天気が続いた。悪天候に足止めされていたツバメたちが、天気が回復し一斉に多摩川に到着したのか、カウント数は減らなかった。日没時刻が過ぎてから、驚く程たくさんのツバメが来た。一番最後にやってきた幼鳥3羽はまだ体が小さく、一生懸命羽ばたいていた。18:00終了。
9/10
日野用水堰
1507羽橋の①から④でカウント。17:00~17:50、ヒメアマツバメの集団が幾度となく現れた。その中にツバメもたくさん混ざっていたので、双眼鏡でツバメかヒメアマツバメかを識別していると、ツバメは幼鳥ばかりなことがわかった。100羽はいるであろうヒメアマツバメとツバメが一体となって、上昇気流に乗りながらどんどん高く昇っていく。虫を食べている様子も確認できた。次第にツバメだけが塒へ向かっていき、ヒメアマツバメはいなくなっていた。18:00、終了。
9/6
日野用水堰
2013羽晴のち曇橋の①から④でカウント。18時前、塒上空に50羽程集まっている。18:05から多く飛んできた。前日に台風15号が通過し水嵩が増しているせいか、河川敷の樹木にも塒入りするのが見えた。中洲と両岸の一帯に分散して入り、暗くなるほど低く飛んでくるツバメが多かった。18:16、橋の通過終了。
9/3
日野用水堰
2539羽晴のち雨橋の①から④でカウント。なかなか現れないので前回の半数もいかないかと待っていたら、17:55から次々とやってきた。とても高い高度で橋を越えていく。18:17、橋の通過を終了。今回も塒まで行かず川辺のヨシか樹木に入ったツバメがいて、声が聞こえてきた。
8/30
日野用水堰
2681羽橋の①から④でカウント。東京も38℃を超え今年一番の暑さとなったが、ツバメが現れる西の空は雲一つなくすっきりしていた。18:05、ツバメたちが次々とやってきた。いつになく低めに飛んでくるツバメが多く、橋の高さギリギリで超え、走行する車をとっさに避けていった。川の上をスーッと飛びながら来たグループも何度か見られた。18:24、橋の通過は終了。塒まで行かず橋より手前の樹木に入ったツバメもいたようで、チュイ、チュイっと声が聞こえてきた。
8/27
日野用水堰
3820羽橋の①から④でカウント。17:20から時間が進むにつれ、次々とツバメが塒へ向かっていった。そしてまた、北の空の大きな黒い積乱雲もどんどん近づいていた。天気が急変する中、多くのツバメが嵐から逃れるように南寄りのコースから塒へ入った。雷も迫り、私たちも退避しはじめた18:17、大急ぎで60羽の群れが飛んで行った。
橋を降りて環状道路を歩いていると、3羽の幼鳥が突風にあおられながら電線にとまろうとしていた。塒に行く途中だったのだろう。嵐の中、3羽は何かにとまることができず、塀の上に頭を下げて踏ん張って立ち、必死に飛ばされないようにしていた。しかし、また突風にあおられ、看板に打ち付けられたり、離れ離れになったりしていた。きっと他にも塒まで辿りつけなかったツバメがいただろう。
8/23
日野用水堰
6226羽橋の①から④でカウント。いつもならたくさん飛んでくる時間になっても、ちらほらとしか来ない。今回は千羽に満たないのかと思ったら、日没になり切れ目なく飛んできた。見ていて前回より多いのがわかる。18:32、橋の通過は終了。双眼鏡で塒を見たが乱舞はしていなかった。
8/20
日野用水堰
3907羽橋の①から④でカウント。上流から塒へ向かう飛行高度が一段と高く、目を凝らしながら計測する。頭上遥か上をゆっくり通過していき、気流を利用して飛んでいるように見えた。計測数は一気に減ったが、例年のこの時期とおおよそ同じになった。18:30、橋の通過はパタリと終了。塒入りの乱舞も見られなかった。                   
★前日8/19に東秋川にて、塒に向かうツバメを観察。川の流れに沿って飛ぶのではなく、丘陵から降りて直線コースで日野用水堰塒へ向かうツバメが殆どだった。このことから昭和用水堰塒は今期は終了したことが推察できた。
8/16
日野用水堰
10986羽橋の①から④でカウント。17時台から1羽、また1羽と塒方向へ飛んで行く。川から離れた拝島駅の辺りでも毎回このようなツバメは見られるので、塒には広範囲から集まっていることが推測できる。18:25、西の空に湧くようにツバメが現れ、橋を越えていく。暗くなるほど高度が低くなり、橋より下から現れる群れもいた。大急ぎで寝場所を探しながら飛んで行くツバメもいた。18:42、橋の通過は終了。
★前日8/15は多摩大橋にて、下流から日野用水堰塒へ向かうツバメ1934羽を計測。一旦は橋より下流へたくさんのツバメが向かい(1159羽計測)、多摩大橋下流塒の復活かと思われたが、日没寸前に次々と上流へ向かって飛んでいった。
8/13
日野用水堰
15975羽橋の上流側①から④でカウント。例年だと多摩川の塒に集まるツバメは減ってくる頃だが、前回より増えた。前日までの雨に移動を止めていたツバメが天気が回復してどっと押し寄せたのか、移動のルートがここ数年と変わり多摩川に寄るツバメが増えたのか、単にヒナがたくさん巣立ったのか、考えを巡らすがわからない。今回は橋の中央を通過するツバメが最も多く、ピークは18:37だった。
8/9
日野用水堰
12173羽橋の上流側①~④で上流から来るツバメをカウント。前回、計測できなかった拝島側住宅地方面から塒に入るツバメも双眼鏡で見える限り数えた。橋を通過するツバメも右岸寄りが圧倒的に多く、殆どが迷うことなく塒に向かって飛んで行った。18:47、橋の通過は終了…と思ったら、18:50、大急ぎで迷いながらやってきた3羽がいた。幼鳥の鳴き声だった。この日初めて多摩川にやってきたのだろうか。
8/6
日野用水堰
8565羽橋の上流側①~④でカウント。18:00前から拝島側住宅地上空を塒方向へショートカットして飛んで行くツバメが確認できた。その数は18:35過ぎからどんどん増えていくが、カウント地点からは遠すぎて計測はできなかった。よって、記入数を上回るツバメが上流からきたことになる。また、非常に高いところを飛んでくるツバメが多く、逆に塒への直行コースを低く飛んでくるツバメは少なかった。19:00に橋の通過は終了。
8/2
日野用水堰
25000羽
推定
塒入りを観察。18:40下流側、丘陵側からもツバメが集まってくるのがわかる。日没18:45には上空高く舞うツバメでいっぱいになる。19:00ピーク。観察地点前の中州の塒に入り始める。19:05上流側の空に依然ツバメが舞い続ける。観察地点の丘陵側の電信柱に幼鳥9羽がおとなしくとまっていて、上空を飛び交うツバメたちを何食わぬ顔でみていた(ような気がした)。19:08拝島橋寄りで左岸方向に最後の群れが入り始める。19:10ツバメの声が聞こえなくなり、塒入り終了。
7/30
日野用水堰
11204羽①~④でカウントし、全地点で前回より数が少なかった。特に拝島側の住宅地を飛んでくるツバメが著しく減った。もしかしたら、少し上流にある昭和堰塒に留まったツバメが結構いたのかもしれない。それでも18:45過ぎると次々と現れはじめた。塒まで直線コースの③を通過するツバメが多く、19:00まではかなりの高度を、19:00を過ぎると塒に向かって落ちていくかのように 60羽程度の群れがいくつも目の前すれすれの高さを飛んでいった。
7/27
日野用水堰
20000羽~
30000羽
推定
この塒の規模の把握のため塒入りを観察。塒は生い茂る樹林の向こうにあり、距離もあるため全貌を見ることは難しい。それでも、複数の群れが広大な範囲を飛び交い、時間が進むほど大きな集団となり、繰り広げられる圧巻の光景と、塒入り終了までの時間の長さ、塒入り後の喋り声がする範囲の広さから、相当なツバメが集まったことがわかった。
※すぐ近くでイノシシの親子が出没しています。観察の際はくれぐれも注意してください。
7/26
日野用水堰
16514羽①~④でカウント。18:45から次々と飛んできて、塒上空はあっという間に無数のツバメが乱舞している。①から川をショートカットするように拝島側住宅地上空を飛んでくるツバメもたくさん確認できたが、19:05頃から③方向にコースを変える。それ以降②~④も来なくなり、終了が早かった。昭和記念公園の花火大会の影響ではないだろうか。
7/23
日野用水堰
18629羽①~④でカウント。18:40頃から西の空にツバメが湧くように現れ、途絶えることなく飛んでくる。今回もかなり高い高度。また、丘陵を飛んでくる群れがの手前で消える。塒に入るコースが別にあると思われる。19:10最終グループが通過して終了。
7/20
日野用水堰
11674羽①~④でカウント。初めから終わりまで、とても高い高度を飛んできた。双眼鏡も使い、担当範囲内を往来しながら必死で数える。19:20まで飛んできた。
7/17
日野用水堰
9869羽上流から塒に飛んでくるツバメを①~④でカウント。数えていない下流や他の方角からも飛んで来ているので、実際はもっと多くのツバメが塒入りしている。
7/13
多摩川中流
100羽
推定
18:00から観察開始。ツバメは少しずつ来るものの、湾処への集結は見られない。19:00頃 川岸方面に数十羽単位の群れが見られたが、この地点の塒からは既に移動してしまったものと思われる。19:10猛禽が去っていき、直後ツバメたちが塒に移動する様子が見られた。
7/12
日野用水堰
10000羽~
20000羽
推定
この地点での観察は初めて。17:45塒付近の電線に500羽超のツバメを確認。橋の上からの方が見やすいと判断し、18:00橋に上がる。橋中央辺りで観察していると、上流から飛来するツバメと、南側の丘陵方向に飛んで行くツバメどちらも多く見られ、橋の上で交錯しなかなか動向をつかめずにいたが、18:45頃から下流の塒に向かう無数のツバメを見ることが出来た。推定2万羽を観察したが、ツバメは南の丘陵地点から北の店舗前まで橋幅いっぱいに飛来するとのこと、また下流からも来ていることを勘案するとさらに多くのツバメが塒入りしているのではないかと推測される。
7/9
多摩大橋
312羽
(361羽上流へ)
曇のち晴18時前に立川側の堤防から観察し、川の上・住宅地ともに100羽程のツバメを確認したが、多摩大橋を下流方向に越えるツバメのカウント数は109羽のみ。そして今回も18:50頃から上流方向に橋を越えるツバメを③④地点で数多く観測した。塒の形成はなかったように思われる。
7/5
昭和堰
500羽
推定
曇のち雨昭和堰塒を拝島側から観察。18:30に多方向から飛来するも、昭和堰には留まらず 川や丘陵伝いに下流方向へ飛んでいくツバメ多数。18:48上空を旋回していたツバメは昭和堰に塒入りし、18:54にはツバメを確認出来なくなった。雨も降り始めたのでここで観察終了する。
7/4
多摩川中流
100羽
推定
曇のち雨18:00より観察を開始するも、2日前のようなツバメの集結は見られず。降雨となり雷鳴も聞こえてきたので、18:50に観察を中断した。帰り道18:55頃、50羽程度の群れが2回 塒付近に出現したのを、遠くから確認した。
7/2
多摩川中流
10000羽
推定
曇のち晴18:30頃より集まり始め 18:45には湾処上空を飛び交い 19:00日没からヨシ・オギ・柳に入り始めた。日没後もまだ明るいせいか、19:25までは出入りする様子が見られた。とても美しい塒入りであった。
6/28
多摩大橋
57羽
(137羽上流へ)
曇のち晴多摩大橋より下流へ57羽をカウントした一方で、上流側に橋を越えるツバメを137羽確認し、ほとんどのツバメは上流へ向かったものと推測する。明るい時間にツミが小鳥を持って立川方向に飛んで行った。
6/21
多摩大橋
1442羽晴のち曇③④だけでのカウントにも関わらず1400羽超えていたので、塒にはもっと多く集まっていたはず。多摩大橋より上流に出ていくことはなく、みな多摩大橋の塒に入ったと思われる。昨年塒としていた中州のヨシはあまり復活していないが、日野側のヨシはみっちり生育している様子。
4/10
多摩大橋
30羽立川側より春塒観察。昨年の台風で流された中洲のヨシは復活が見られず。⑥から中洲上空に飛んでくるツバメを確認したが、最終的にどこに入ったのか不明。住宅地に行ったのかもしれない。
3/2
多摩大橋
0⑥で観察。早く帰還したツバメが飛んでくるかと待っていたが、まだ来なかった。暗くなってからムクドリ、セキレイの群れが一斉に飛び立ち、続いて大きな猛禽類が現れた。