多摩川のヨシ原保全活動

多摩川のヨシの保全活動にTsubame Japanも参加しました。この活動は府中野鳥クラブの皆さんと府中市役所、東京エレクトロン株式会社が共同で毎年行っています。このヨシ原はねぐらに向かう途中のツバメが寄っていくようなところで、小規模なねぐら入りが見られたこともありました。

堤防からは風になびく緑が見渡せる美しい場所ですが、現地に入り込むとヨシ以外の草木もたくさん混生しています。ダムなどで水量を管理して洪水が起きないようにしているために、河川敷は水が上がりづらく乾燥化が進み、セイタカアワダチソウなどの草木やハリエンジュなどの樹木があっという間に分布を広げます。植物それぞれに役割があるのだと思いますが、放っておくとヨシ原が消滅してしまいますので、府中野鳥クラブが主体となり保全活動が続けられてきました。

作業は10月と11月に2回に分けて行なわれました。ヨシに巻き付きながら覆いかぶさっているクズやカナムグラなどの蔓性植物を手繰り寄せては、なるべく根本近くで伐りました。ノイバラやヤナギの低木も伸びすぎた枝や幹を伐ってスッキリさせました。ツルマメやカナムグラは実をつけていたので種子が発芽しないように指定の清掃袋に詰め、20名程で作業を終えると景色が明るくなりました。

東京にはツバメが集団ねぐらを築けるようなヨシ群落はあまりなく、多摩川に残るヨシ原はとても貴重です。ヨシの保全はツバメ保全。Tsubame Japanでも課題にしていきたいです。

(小川美奈子)