顔がボサボサになっているツバメ

7月頃から、顔の羽毛がボサボサになっているツバメを見かけるようになります。こちらは本日、国立駅構内でまだ幼鳥を育てている親ツバメさんです。


鳥は毎年、全身すべての羽毛が生え替わります。ツバメはいまがその時期ですが、かゆいのでしょうか、よく顔を搔いています。飛んでいるツバメを見ると、風切羽が抜けて翼に隙間ができているツバメもいますよ。換羽にはたくさん栄養が必要なので、渡りが始まると換羽はストップして、越冬地に着いてから続きの換羽をするそうです。幼鳥はまだ羽毛が生えたばかりなので、渡りが済んで越冬地に着いてから換羽がはじまります。大人の長い尾羽も越冬地で生え替わります。

神山和夫(バードリサーチ)