人工巣の掃除をしました

いよいよ春!ツバメが帰って来る前に、数か所に付けてある人工巣の掃除をしました。今回、掃除した人工巣は「もともとツバメが巣作りしていたけれど、壁に泥が付きづらくてツバメがかなり苦労していた」等の事情があって、建物の関係者と相談して付けさせてもらったもの。設置後、程なくして人工巣を使って子育てしてくれました。今年もその人工巣を使ってほしいのですが、巣の中が汚れていると再び不具合のある場所に巣作りすることも有り得るので掃除をしておきました。年に一回掃除できれば、なおのこと安心ですが、数年に一回の人工巣もあります。

私たちの掃除の方法は簡単で薬剤を使うこともありません。
① 人工巣の中に詰めてあるワラ等を全て取り出す。
② 底に溜まっているフケのようなもの(ヒナの羽が開く時に出る白い粉)を取る。粉が舞い散らないように、硬く絞った濡れティッシュにポンポンと粉をくっつけていきます。
③ 清潔な巣草を少しだけ入れておく。ツバメ自身でワラを足して座り心地良い状態に調整できるよう巣草はいっぱい入れないようにします。

④ 表面に付いている目立つフンをこそぎ落とす。フンがいくらか付いているぐらいの方が巣らしさが出るので敢えて残しています。

人工巣を訪ねて、久しぶりに建物のオーナーやスタッフの方とお話しもできました。不在で会えなかった方には「掃除しておきました」とメモを残して帰りました。

※巣草はツバメに絡まらないように5㎝程の長さに切って入れます。髪の毛1本が絡まって命を落としてしまっていたヒナもいましたので、天然素材でもココナッツファイバーのように極細で長くて絡まる可能性があり、簡単に切れないものは危険ですので注意しましょう。

※ツバメが作った本物の巣も掃除をしたり、巣立てなかったヒナの死骸が残っていたりしないか見ておくとよいのですが、巣と中に詰めてあるワラが一体化していることもあり、そっと触っても巣が崩れてしまうかもしれませんので支障のない範囲で行いましょう。

(小川美奈子)