JR豊田駅前にツバメの人工巣を設置しました

4月2日、東京都日野市のJR豊田駅北口前にあるパンの店「あおいとり」の壁に、ツバメの人工巣を付けさせてもらいました。あおいとりは日野青い鳥福祉会が運営している焼きたてパンのお店です。メロンパンやマドレーヌを購入して食べてみると、甘すぎず、サクサクしておいしかったです。

この数軒の並びは日野市が管理しているエリアで、いくつか前のブログ記事で人工巣のお掃除を報告した日野市の豊田駅連絡所は、あおいとりの左側にあります。お掃除してきれいになった巣には、もうツバメが来ていました。

さらに、あおいとりの右隣にあるクプリというお店には、NPO法人やまぼうしさんが作った人工巣もあるのです。あおいとり人工巣に入れた残りのワラを、こちらの巣にもお分けしました。

金子凱彦さんの観察によると、昨年(2024年)は豊田駅周辺でこの連絡所も含め9カ所の巣があり、13回の子育てがあったそうです(日野の自然626号)。昔に比べて駅前通りの営巣が減ってしまい、ほぼ駅周辺だけでツバメたちががんばっています。再開発のために、巣があった古いビルが次々となくなってしまったことが大きな要因だと思います。豊田駅の周辺には河川や緑地があり、巣場所さえあればツバメにとって住みやすい場所だと思いますので、あおいとりの人工巣がツバメの新居になることを願っています。

(神山和夫)