《ツバメ-軒下から大空へshop》では、人とツバメの暮らしに役立つようなフン受け等のグッズの他、私(小川美奈子)の絵本やポストカードも販売しています。今回は絵本『ツバメ-花咲くころに』を紹介させていただきます。
『ツバメ 花咲くころに』は、私のリトグラフと水彩画に短いお話を加えて構成した絵本です。
ツバメがやってくると毎日のように見回ったり、観察記録をつけたりして、ツバメが身近にいる日々を貴重に思う人はたくさんいらっしゃると思います。私もその一人で、ツバメやツバメの巣を見つけた時はとても嬉しくて、メモをとったり、後日また見に行ったりしています。そうした中でツバメが見せてくれる様々なシーンを描くようになり、8年間、描きためた絵で作った絵本が『ツバメ 咲くころに』です。
主な原画の技法「リトグラフ」は版画の一種で、色ごとに版を作り、プレス機で圧を掛けながら刷ります。色はインクを調合したり、刷り重ねたりして自由に作ることが出来ます。鉛筆やクレヨンで描いたような柔らかいタッチや水を含んだような透明感のある表情を出せるのがリトグラフの特徴です。
また、水彩とパステルで描いた原画も取り入れ、明るい色調でツバメがいる季節を描いています。巻末には「ツバメの生活ミニ知識」を入れ、ツバメの基本も解説しています。
長年抱いていた自分自身の構想で作りたかったこともあり、編集も自ら行い、印刷会社で製本までしてもらいました。少部数ずつ印刷しているため、販売はネットショップ(※)と毎年6月開催の『ツバメ展』のみで行っています。絵本のことも、ツバメのことも、まだまだ勉強中の私が自己制作をした絵本ですが、皆様にご覧いただければ幸いです。
『ツバメ 花咲くころに』 絵・文:小川美奈子
●定価1,700円 ●36頁、オールカラー ●サイズ:20×20㎝ ●印刷・製本:株式会社グラフィック ●制昨年:2022年初版、2024年第2刷
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※『ツバメ 花咲くころに』は、《ツバメ-軒下から大空へshop》の他に作品通販サイト《Creema》でも取り扱っています。
小川美奈子